ミツルハナガタ 2000 (花形モーターズ)

プラモデルではないけどちょっとオークションに気になるミニカーがあったので買ってしまいました。どうもキャラクターもの自動車には目がありません。
超有名なスポ根漫画「巨人の星」の主人公、星飛雄馬には花形満というライバルがいましたが、彼は花形モーターズという 自動車メーカーの御曹司でした。中学生(小学生?)の頃から自動車を乗り回してちょっとキザなやつで、驚きの9名乗りオープンカーで登場したこともありました。彼が阪神に入団 したときに記念して発売されたのがこのミツルハナガタ2000です。車に息子の名前を付ける社長ってフェラーリくらいしか知りません。
劇中にこの車は時々出てきますが、そのたびにデザインが微妙に違ってました。基本的に2ドアだけど、オズマを空港まで送るときは4ドアだったり(アニメ版)。おそらく何度かモデルチェンジをしたのでしょう。そう思いたいです。その架空の車を具体化した このミニカーがかっこよくてかわいい。1/43スケールのレジン製で、製作には作者の川崎のぼる先生が監修しているらしいです。非売品で何かの景品だったと思います。
箱にはエンジンスペック等が書いてありますが、当時としてはかなりの高性能車です。1985cc直6OHVで、最高出力が157psという箱スカGT-R並のパワーをたたき出す"花形326-1型A”というエンジンは 一体どういうエンジンだったのでしょうか。縦置きなのか横置きなのはともかく、リアに搭載できる超コンパクトな直列6気筒エンジン。エンジンスペックなどは後付けでしょうけれど、製作スタッフや作者の遊び心と愛情が感じられます。 金持ちでキザな花形満はあまり好きじゃなかったけど、この車は実際発売されたら欲しいなあ。外見だけならユーノス・ロードスターで作れそうですね。

スタイルはイギリスのライトウェイトスポーツぽい感じで、初期ボンドカーのアストンマーチンに似ています。微妙にポルシェ356も入っているかな。漫画版とアニメ版がありましたが漫画版を 再現したようで、アニメ版のほうはフェラーリディーノぽかった。 この際、全モデル出して欲しい。



フェンダーからヘッドライトまでラインが絶妙。 実車はおそらく鉄製であろうホイル。デザインもボティとよくマッチしています。



第3話に登場する花形満が運転する3列シートの9名乗りオープンカー(笑)。赤シャツの男も乗ってましたから本当は10名乗り?。これはミツルハナガタ2000ではありませんが、 花形モーターズ製でしょう。しかし、すごいクルマ作りますよね。この時の花形満は小学4年生という説が濃厚です(笑)


アニメ版の新車発表CMでのミツルハナガタ2000。ディーノ風です。この画像からすると表記は"ミツル花形2000”が正しいのかな。


漫画版のミツルハナガタ2000。おそらく、製作されたミニカーのモデルはこれ。



丸みを帯びたセクシーなリア。ちゃんとフードにルーバーがあるのでホントにRRなのですね。
マフラーは2本出し。


ローズウッド張りであろうインパネ。5連メーターが誇らしい。シートも質感よく再現されています。



オープン2シーターライトウェイトスポーツ。ブルーのボディが眩しい。



ちょっととぼけたフロントマスクがかわいい。バックミラー、ワイパーまで再現されています。


実車を出してくれ。花形モーターズ!


ミツルハナガタ2000のエンブレム。(箱の絵を参考にフォトショップで描いてみました)

スペック(箱記載)
エンジン形式 花型326-1型A
種類 直列6気筒OHV
総排気量 1985CC
定員 2名
圧縮比 8.8
燃料供給装置 インジェクション
最高出力 157ps/5500rpm
最大トルク 24.0kgm/2850rpm
駆動方式 RR
変速機 4速MT フロア
過給器 なし
燃料タンク容量 43リットル





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