復帰前の沖縄製のラジオ
沖縄では本土復帰前、那覇港近くにあったフリーゾーンでラジオ・カメラ・双眼鏡等を組み立てていました。これらのラジオはそこで組み立てられ沖縄の基地内やアメリカへ輸出された物と思います。 ボディの裏側にRYUKYUSやOKINAWAの文字が確認できます。RYUKYUS表記のほうが古いもののようです。これらのラジオは今風に言うとAssembled In OKINAWAでしょうか。下の写真は当時沖縄での組み立て風景で、ハンダごてを片手にラジオを組み立てている女性が写っています。撮影年は1970年で、ラジオは時計内蔵式のようです。(写真所有:沖縄公文書館)
実は私は沖縄県人です。これらのラジオはアメリカのオークションサイトebayで落札したものですが、 私が子供の頃に地元で組み立てられアメリカに渡り、40〜50年ぶりに沖縄に里帰りしたといった感じです。それを考えると感慨深いものがありますね。
Tweet