SANYO MICRO PACK 35

おそらく60年代前期に製造されたもの。
下からカートリッジ式のテープを入れる方式で、オープンリール全盛期に取り扱いの簡便さを模索したものと思われます。本体はアルミダイキャスト製でずっしりと重いです。スピーカーは裏面に内蔵。単三電池4本使用します。 「CHANNEL MASTER」の名前で海外へ輸出。


操作は上面で行い、バッテリーチェッカー兼用の小さいレベルメーターが付いています。
再生等の操作は中央の折りたたみのツマミをを起こして操作するようになっています。材質や全体の雰囲気が当時のカメラに似ています。



カートリッジ式のオープンリールテープ


中をみるとオープンリールテープが一列に並び、片方で送りながらもう片方で巻き取り、斜めに走行しているテープをヘッドが読み取る仕組みです。
8トラックのテープに似ていますが、8トラックはリールが一つでエンドレスでした。


裏面に貼られている使用説明


黒色の本革ケース付き
カセットテープが出る直前はオープンリールでの簡便さを模索したものが各メーカーから出ていたようですが、統一規格され世間に広まったものは8トラックくらいしか無かったように思います(8トラックはカーステレオやカラオケで普及しました)







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