FN1542A使用のDACを製作
FN1242Aという新潟精密が出したフルーエンシ理論のDACチップでDACを作りました。 このDACでLUXMAN等が製品を出したこともあり音がいいと評判のものですが、現在このDAC完全に市場から枯渇してしまいました。 お気楽オーディオさんで頒布されている基板で今回も製作してみようと思います。 このDACをデュアルで使った基板も購入したのですが、FN1242Aが2個手に入らなくて今回はシングル仕様です。 また、これより前に発表されたFN1241を使用したDACを作り、愛車で使用中です。真空管ラインアンプとつないでなかなかのいい音です。このチップを基板にはんだ付けするのが一番の難関です。試行錯誤してなんとか付け終わりました。
すべての部品をつけました。デジタル部分は金属皮膜抵抗、アナログ部分はカーボン抵抗です。アナログ信号を通るところはカーボン抵抗の ほうがいいとどこかのサイトにあったのでタクマンのREX オ?ディオ用カ?ボンフィルム抵抗を使用しました。OPアンプはとりあえずOPA2134を 選択。これは後から取り替えて音の変化を楽しめるようソケットで実装。
トランスとケースは中国製のDAC-AHのものを使用。ちょうどいいくらいの大きさで割とデザインも優れていて、Rコアトランスが使われています。 いつも初めて電源を入れるときは緊張しますが一発で音がでました。
なかなか使わずにしまってあったオシロスコープを引っ張り出して出力波形をチェック。きれいな正弦波が出ています、このDACはパルス波に特徴があるようですが、 撮り忘れました。ちなみにノンオーバーサンプリングのDAC-AHの波形はこちらです→DAC-AHの波形
TDA1543を8個使ったノンオーバーサンプリングDACの波形はギザギザですが、実際に音を聴くとパンチのあるで生々しい音がします。測定器では計れないものがあるのでしょうね。
現在メインで使用中。自然でアナログ的な音で、私的にはこれまでで最高のDACと思っています。
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