IN-9 ニキシー管VUメーター "IN-9 Nixie Stereo VU-Meter"

だいぶ前からニキシー管を使ったVUメーターが気になっていたのですが、回路の設計が出来るわけでもなく、 ネットを徘徊して探していました。完成品はあるのですが非常に高価で、キットもほとんど見あたり ませんでした。ところがニキシー管時計やマジックアイVUメーターのキットを販売しているドイツのサ イトNixiekits.euからIN-9というバーブラフのニキシー 管を使ったVUメーターが発売になることを知りすぐに注文しました。支払いはpaypalで行い、書留扱いで 1週間で到着しました。到着したキットの中にはグミも入ってい ました。向こうにはそういう習慣があるみたいですね。


キット中の基板にはほとんどのコンデンサー・LED等の表面実装パーツが既に装着されていますので、ジャックや トランジスタ等の部品を半田するだけです。組立マニュアルはドイツ語と英語で書かれており、ホームページから ダウンロードできます。


残りの部品を付けて基板は完成。前回のキットでは電解コンデンサーの極性を間違えたので、今回は何度も 確認しました。キットには豆電球が5個入っており、そのうちか抵抗値が近い4個を選別して左右に2個づつ 付けます。何のための電球かよくわかりませんが、電球の抵抗値の違いで左右の表示レベルの微妙に変わります。 実際組み立てたとき左右の表示レベル差がありましたので、何度か電球の組み合わせを変えて表示レベル差を無 くしました。


きれいなアクリルの枠に慎重にIN-9をはめ込んで基板に装着。下から6個のLEDで照らすようになっています。 ここまで所要時間1時間半くらい。電源はUSBから取れますが、基板には160Vくらいの電圧が流れている箇所が あるので注意が必要です。


付属のバーグラフニキシー管IN-9はロシア製で封入ガスをアルゴンとネオンから選べます。アルゴンはピンク色 でネオンはオレンジ色です、私は希少なアルゴンガス封入を選びました。
これらの管は製造後20年以上経っているので使用の際は"Burn-in"という「焼き入れ」をしな いとMAXまできちんと表示できません。基板の一部を短絡し、片チャンネルづつ焼き入れをします。焼き入れ作業 直後は下の写真くらいの高さですが、20分位経過すると最も上の位置 まで表示が到達し"Burn-in"は終了です。


下部を組み立てて完成。ピンク色のバーグラフが音楽に合わせて動くイメージはAUREXのPC-X80ADのプラズマ メーターに似ていて動きがなめらかです。このVUメーターきれいですばらしいです。 今度は持っているすべてのVUメーターを同時に動かしていて動画を撮ってみようと考えています。










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