SONY CDP-X3000

リサイクルショップを廻ってると、以前から欲しかったこのCDデッキを発見。上部のスイッチ類が不良とのこと。この機種のスイッチ不良は持病みたいなもので、交換で簡単に直ることも知っていた。外観は傷も無く、相場よりかなり安い価格で購入。
 トップローディングの光学系固定方式。CDを入れてスライド式の扉を閉めるとスーっとCDが動いて読み込みを始めます。動いている様はまるでアナログレコードプレイヤーのようです。1996?2001年販売 定価\60,000


上部の六角ボルトを取るとカバーが外れます。メンテナンス性は良好のようです。なんでもこのモデルはSONYの開発グループが自分の欲しいデッキを造りたいとの思いで開発したらしい。全体的な雰囲気が試作品のような感じで、各サイドのプレートがバラバラにはずれる構造になっています。
 Rコアのトランス、コンデンサー類はシルミックなどのオーディオ用が使用されています。


よく見ると、マスタークロックが高精度のものに交換されていました。オーディオメーカーもマスタークロックの重要性は注目しているみたいだし、ちょっと得した気分。デンマークLcAudio社のものみたいです。


スイッチ部の修理。OMRON製の6mm角タクトスイッチに交換。


上位機種にX5000というモデルがあり、価格も倍くらいします。ピックアップや機械的な構造などが違いますが、このX3000もなかなかどうして、飾り気のない素直な音がします。外観上の違いは上部のボタンくらいで、ほとんどX5000と変わりません。いまだにオークションでも落札価格が高めなのは解るような気がします。新品のピックアップも入手出来たので、末永く使うつもりです。この機種の交換用新品ピックアップは汎用で安く入手で出来るのですが、X5000のものは入手困難でかなりの金額で取引されています。
でも、CDっていつまで続くのでしょうかね。





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