フィラメント管時計 Numitorn clock

 1970年に発表されたニキシー管とはちょっと違う表示管です。ニキシー管は0から9までの形をした電極を発光させるものに対し、これは(日)の形をした7つのセグメントで数字を表現する画期的な方法です。今ではあたりまえになった7セグメント方式ですがこの表示方法を発明した人は偉い!
海外では一般的にNumitronと呼ばれていますが、日本での知名度は低いようです。


 今回はキットではなく完成品をネットで購入しました。YeYuDoとかいう個人の制作で中国製のようです。ロシア製IV-9というタングステンフィラメント管が4本使われています。中央のコロン(:)が点滅して秒を表示します。また、数字の点灯と消灯の時間を設定できるので管の寿命を延ばせます。 フィラメント管の寿命は一説には10万時間とか言われてますがどうでしょうか。駆動はスタティック点灯のようです。


 字が下手な人が書いた数字みたいでおもしろい。ニキシー管と違って点灯電圧が4.5V程度と低いので安全で扱いやすいという利点があります。「豆電球のフィラメントを日の字に並べて数字を表現しました」という感じですかね。輝度が高く昼間でもはっきりと見えるので航空機にもよく使われていたことも納得です。


 購入時にはケースがついてないので、おなじみの100円ショップのケースに収めました。
これまでニキシー管時計を使っていたのでこのフィラメント管時計は新鮮です。また、昼間はこちらのほうが数字が見やすい感じがします。
時間があればこの基盤を利用して最大のフィラメント管IV-13に改造したいところですが、この管が結構高くて1本4000円近くします。、IV-13は駆動電圧は同じですが、電流がちょっと高いようなのでぽん付けできるかどうか思案中です





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