CDチェンジャーからQA550に変更
カーオーディオで使用中のCDチェンジャー(CDX-1)が調子悪く、時々エラーで動かなくなります。エラーで不動は時々ありましたが、最近は始動後10分くらいでエラーで動かなくなり、そのたびにトランクを開けてCDチェンジャーのリセットです。予備でもう1台ありますがそれも動作が不安定。もうCDチャンジャーは窓からほうり投げて、去年頃から一部で話題になっている中国製のWAVEプレーヤーを車載で使おうと思います。このプレーヤー、作りは安っぽいですが音はけっこういいと評判です。32GバイトのSDカードに対応しており、無圧縮のWAVEファイルを再生出来ます、このWAVEファイル再生というのが重要。値段も1万円ちょっとでお買い得です。私が購入したものはメーカーで軽いチューンされたもので、1ppmのクロックやコンデンサー等が音響用に変更されています。DACは内蔵されておらず、同軸と光デジタル出力があります。CDプレーヤーのような回転系がないのでジッターはほとんど無く、無圧縮WAVEファイルなのでトランスポートとしてはいまのところ最良ではないかと思います。スチロールコンデンサーをかましたり、クロックを高精度のものに交換したりといろいろ改造している方がいます。
中はOSコンやルビコンのコンデンサーが見えます。車載での使用の為、リモコン用の受光部を本体から切り離し延長するため外部用出力用のジャックを新設しました。また、本機は基板から少し古いデジタルのフォーマットのI2Sが取り出せます。DAIを介さずに直接DACへの接続が可能です。
プリアンプCAX-1の内蔵DACがこれまた調子悪いので、一時話題になったこちらも中国製のDAC-AHの改造機をとりあえず使います。ノンオーバーサンプリングのDACで改造は他サイトで紹介されているようにMUSEコンデンサーやDALEの抵抗に交換し、さらにOPアンプを使わずパッシブ方式に改造して室内用で使っていたものです。電源はAC100VですがDC入力に改造してあります。車載用として使う場合、OPアンプ用電源(±12Vが必要)の確保が面倒なので、パッシブ方式のほうが電源確保も簡単です。このDACはI/V変換を抵抗で行い、OPアンプは単なるバッファーとして使われているのでそういった芸当ができます。若干ライン出力は落ちますが、十分使用できる範囲です。 このDACを車載している輩はもしかして世界中で私だけ?
QA550はとりあえず助手席とセンターコンソールの間にはさんでいます。電圧可変型の自作安定化電源で10V程度に調整してDACとQA550に電源を供給。
トランクにPhonon、自作電源、DACを納めています。ノンオーバーサンプリングDAC特有の音で、図太い低音で力強くストレートに再生している反面、Phononの繊細さと奥行き感が失われ、固く荒っぽい印象を受けます。ゴリゴリのJAZZを聞くのはいいかもしれません。このDACはとりあえずの設置なのでいずれ別のものに交換しよう考えています。QA550はトランスポートとしての実力はかなりのものです。20年以上前のCDチェンジャーと比較するのは酷ですが、これほどのものが1万円ちょっとで手にはいるとはデジタル技術の進歩はすごいとつくづく感じます。
DACをナカミチのDAC-101に変更しました。また、助手席の後ろに設置していたSONYのXM-4520を移動し、Phonon 340Cとスイッチで切り替え可能です。2012.9.22