MY CAR AUDIO 5

また何か作りたくなる病が発症しまして、 正月休みを利用してお気楽オーディオさんから頒布されているDAC基板で車載用のDACを作成しようと思います。 これは新潟精密から出ていたFN1241というDACチップをデュアルで使用したものです。後継のFN1242Aのほうが人気があり、私もFN1242AのDACを作成してホームで現在 使用しています。しかしこのチップは現在市場から枯渇しています。 なのでFN1241は現在入手できる唯一のフルーエンシー型DACといえるものです。これらは現在製造されておらず独自のフルーエンシー型と呼ばれるもので音の評価も高く、アナログ的な音がすると私は感じました。ウェブ上でもFN1241の作成記事は少ないようなので作成してみることにしました。


基板にFN1241を基板にハンダ付けしたところ。ピンの間隔がとても狭くて大変です。これが2個使用されています。普通にやると必ずハンダを多く盛ってしまうので、ハンダ吸い取り線で余剰ハンダを除去して仕上げという感じです。 必ずルーペでショートしてないか確認が必要です。


基板に同梱されているチップをハンダ付けし終わったところ。他のパーツは自分で用意します。手持ちのパーツで使えるものを探して、足りないものはGarrettaudioさんに注文しました。


注文したパーツが届いたのでこれから一気に付けていきます。


一気に全パーツを付けました。OPアンプは交換用ソケットを付ければよかったかも。


車載で使っていた自作DACのシャーシと電源をそのまま利用。緊張しながら電源を入れるとすんなりと音が出てひと安心。


出力レベル調整用の可変抵抗を付けてラジオとのレベル差を調整しました。しばらく視聴してみた印象はやはりアナログ的な音。中低音がふくよかな感じで、残響音や広がりがきれいに出ている。 これでwav音源44.1kHz用のDACは最終形かも、現在車に付けて楽しんでいます。ちなみに現在コントロール部は、スバルレガシー純正だったマッキントッシュを使用してます。これにライン入力スイッチを追加改造して使用しています。今度はハイレゾか。


ケースを小型なものに新調しました。


現在は廃盤のマイクロコンポーネンツ社製真空管ラインアンプEL-2をを導入。EL-2は垂直設置がメーカー推奨ですが、スペースの関係で下にラバーを敷いて水平設置にしています。 wavプレーヤー→DAC→EL-2→ヘッドユニット→パワーアンプという流れです。 低音が増して機器疲れしない柔らかい音になったような気がします。このDACと真空管ラインアンプの組み合わせはいいです。


搭載前にEL-2の中を見たくて開けてみました。最初に現れたのはDC-DCコンバータ部です。 ここで200Vまで昇圧して+B電源を供給しているようです。


その下にラインアンプ部があり、シンプルな回路のようです。カップリングコンデンサーなどを変えたらもっとよくなるかもしれません。






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