ラズベリーパイとAK4497EQ

ホームオーディオではハイレゾやDSD再生環境を構築しているのですが、 カーオーディオの音楽再生ははQA550を使用しており44.1HzのWAVファイルしか再生できません。 そこでFLACなどを扱うことができるラズベリーパイがいいらしいので車載してハイレゾを導入してみようかと思いました。
DACは「お気楽オーディオ資料館」さんが頒布している最新DAC"AK4497EQ"をシングルで使った基盤を組み立てました。この基盤一枚でラズパイからのマスタークロックの無いI2S信号を 受けてお手軽にライン出力することが出来る優れものです。

上がラズベリーパイ、下がDAC基盤

ラズパイのことはほとんど知らないので、ウェブ上でいろいろ勉強してMoode Audio Playerをインストールし再生とスマホで選曲操作できるまで完成しました。 車載するにあたってのいちばんの問題が電源管理です。ラズパイは一応小さなコンピューターでOSはLinuxベースとくれば、エンジン停止時のいきなりの電源OFFはファイル破損の 可能性があります。そのためOSのシャットダウン後に電源OFFするような以下の流れの制御回路をWEB上の情報を参考に作りました。
エンジン停止(ACC OFF)

ラズパイへシャットダウン信号を送る(ラズパイへの電源は切らない)

ラズパイシャットダウン
↓20秒後
ラズパイへの電源OFF
ラズパイのシャットダウンの方法等はWEB上でたくさんありますのでここでは割愛します。ここまでする必要はなく、いきなりの電源OFFでも 大丈夫のような気もします。実際、嫁の車のものはラズパイzeroでY-MPDをインストールしていますがいきなり電源落としても何ともありません。 インストールするプレーヤーアプリの違いもあるかもしれませんがまあ保険として。
電源はDAC用に秋月電商の超ローノイズ電源キットで、ラズパイは秋月のキットでは力不足(1A)で立ち上がらなかったのでamazonで買った電源完成品にしました。

ケースに収納(左から電源制御基板,ラズパイ,DAC) 左サイドに付いているものはOMRONの稼働時間計
当初は壊れたDENON製CDプレーヤーのケースに入れたのですがあまりに大きかったので、タカチのケースに入れ直しました。


右が今回作ったラズパイとDACが入ったケース。ちなみに左の赤いアンプはシャア専用のような"Linear Power 1502IQ”
試聴してみて印象は細かいニュアンスがはっきりと聞こえるようになったこと、透明感が増したことです。AK4497EQ使用DACの効果もあると思います。というか ほとんどそれかも。


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