プリアンプのコンデンサー交換


width=612>この真空管プリアンプの音には満足してますが、コンデンサーをよりグレードのいいものに替えたら音がさらに良くなるなるんじゃないかと勝手に思いこみ、無性に交換したくなりました。上が交換前の中の様子。使われているのは松下製が殆ど。電源部の電解コンは替えるのが面倒そうなので今回はパス。カップリングコンやカソードパスコン等をを中心に交換することにしました。

交換用コンデンサー
Russian MIL K40y-9
Roederstein/ERO MKT1813
ERO MKT1813
Siemens GPF
Cornell Dubilier WMF

width=612>音質に影響するカップリングコンはロシア軍用のオイルコンデンサーK40y-9で値段も手頃です。アメリカの掲示板でも評判いいような悪いような感じで評価が微妙ですが、おもしろそうなので使ってみることにしました。金属製のかなりしっかりした造りで、ガラスシールドのずっしり重いコンデンサーです。スプラグのビタミンQのコピーっぽいですが、こっちのほうはごつい印象。耐高温性が高く、信頼性も高いようです。
下が分解した写真(ネットで拾った画像)。
オイルをしみ込ませた紙をアルミホイルでサンドイッチされているのが判ります。

部品交換後の状態。ロシアのコンデンサーがでかい!音のほうは交換当初ざらつきが気になりましたが、1週間くらいでだんだん無くなり柔らかくなりました。かといってもナローレンジでは無く高音がよく伸びます。なんといっても楽器のリアル感が増した。もう少し時間がたてばさらに良くなると思います。

上の写真はライティングにこだわって撮影。
このプリアンプは個人の製作品ですが音が良くて気に入っています。つまみやコンデンサー類を替えたり塗装し直したり、いろいろ自分でアレンジして使っていますが、ずっと使っていたいプリアンプです。
真空管はJJ・東芝・松下・NEC等いろいろ試しましたが、現在は下のものに落ち着いています。
12BH7A:RCA 60年代物
12AT7:TELEFUNKEN
12AX7:Ei Elite ゴールドピン




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